一筆啓上仕候。秋気次第に相増候処、愈々御機嫌
能可
レ被
レ成
二御座
一、目出度千万存奉候。次に私儀無異に相暮申候。御休心可
レ被
二成下
一候。兄御許にアメリカ沙汰申上候に付、御覧可
レ被
レ成候。先は急用御座候に付、早書乱書御推覧可
レ被
レ成候。異国船御手宛の儀は先免ぜられ候が、来春は又人数に加はり可
レ申奉
レ存候。
恐惶謹言。
尊父様御貴下
御状被
レ下、難
レ有次第に奉
レ存候。金子御送り被
二仰付
一、何よりの品に御座候。異国船処々に来り候由に候へば、
軍も近き内と奉
レ存候。其節は異
国の首を打取り、帰国可
レ仕候。かしく。