工場の隅でぐったりしている人よ、
君は疲れているか、
君の腕は最早力を失ったか、
君の息は苦しそうだ。
だが君の腕はいまに甦るだろう、
君の息はいまに百倍の力に充ちるだろう、
そして君は再び立ってゆくだろう。
おおみんながムダに時間を費している時に、
君は働いているのだ、
君は力を消費し、また恢復し、
一杯になり、またそれを失い、
一刻の暇もぼんやりしていない。
おお君の世界は何と充実していることだ、
何とはり切っていることだ、
おお君の所有している、君の権利の、君の生かす世界の真実を知れ、
君自身を知れ、
労働の精神を知れ、
無上の幸福と生き効いに声挙げよ。
(一九一八年一月六日作 『民衆』一九一八年三月号に発表)